アホ「私の連れてきた野良猫を助けないなんて最低な獣医師!」
やらない善よりやる偽善!
とはよく言われたものですが、何でもかんでもやれば良いというわけでは無いんですね。
このツイートを見てそう思いました。
これ獣医さん正論だよな…
— ぶん太 (@Ryu_kaku) 2019年6月23日
飼えなかったら治療してもまた轢かれて治されてまた轢かれて…ディアボロの最期みたいになりかねないし(その前に死ぬか…)
大怪我なら入院費の捻出や自宅ケアも必要だし「飼えません(=自分では世話できないし責任も持ちません)」は虫が良すぎるよ pic.twitter.com/Lkl21blJqr
助けられる命を助けない医者なんて最低!
と思いますか?私はこの方の言う通り、獣医さんが正論だと思います。
だってこれって、獣医さんには何もメリットが無いんですよね…
だって助けたら、持ってきた人エラーい!
となりますし、助けなかったら、助けない獣医師サイテー!
となります。しかも金払う気ないんですよね、つらすぎ案件…
野良猫と人間は違う
助ける対象が人間の場合は、ちゃんと報酬がもらえます。
この場合、治療費は助けられた人が払うので、医者にとっては立派な仕事です。
ですが動物の場合、お金なんて持ってるわけないですよね。
なので獣医師からすればボランティアを強要されてるだけです。
アホ「あんたスキルあるんでしょ!だったら使いなさいよ!何、金?私のペットじゃないし払わないわよ!」
ってイメージです。で、当たり前のごとく断ったら
アホ「私の見つけた命を見捨てる気!?助けられるのに正気じゃないわ!」
って言われるんですよ。たまったもんじゃありませんね。
獣医師は何も得るものがない。対して、連れてきた人は命を助けたという優越感を得る。
だったらその対価に治療費くらい支払えよってもんです。
上の例ではおそらく、助けた後にTwitterに呟いて自己顕示欲まで満たすつもりだったんでしょう。
あなたが救いたいのは命じゃなくて、ここまで連れてきた自分の努力でしょ。って言いたいですね。
じゃあどうすればいいのか
とはいえ助けられる命を目の前で見捨てるのは気が引けるものです。じゃあどうしたらいいんでしょう。
結論から言えば、触らぬ神に祟りなしです。
まず病院に連れて行ったからって助かるかわかりません。
どちらにせよ、治療費はあなたの負担です。
生きてはいるけど自然界には返せない状態になったら、あなたが責任を持って一生飼わなければいけません。
保健所に預ければいい?平成29年度の統計情報によると、引き取られた42万匹の犬猫のうち、39.5万匹は殺処分されていますよ?
あなたが一生を共に過ごす覚悟がなければ、見つけたとしても近づかないのが身のためです。
助けたわけでも見捨てたわけでもない、他種族に手を出さなかったんだと思えば良いわけです。
命の重みに種族は関係ないでしょ!と思うならイモムシ、ムカデ、ゴキブリ、アリ。何でもかんでも助けてやってください。
このツイートを見て、予想以上に日本は偽善に包まれてるんだなぁと思ったので記事にしました。
以上!