【AWS】MODや配布マップを使ったマイクラサーバーを建てるには?

2021年2月2日

AWSでマイクラサーバーを建てる方法はネットに転がってますが、MODや配布マップを使ったサーバーの立て方がどこにもなかったので、メモ程度にまとめておきます。

下記の順番で行っていきます。

EC2でサーバー作成

1.キーペアの作成

まずはマイクラバニラサーバーを作ります。

EC2に移動し、キーペアを作成します。

ネットワーク&セキュリティー > キーペア > キーペアを作成

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1-1.png

名前を入力して、右下「キーペアを作成」をクリックします。

するとpemファイルがダウンロードされます。これを失くすとsshでサーバーに入れなくなるので注意!

2.EC2インスタンス作成

EC2でインスタンスを作成します。これがマイクラのサーバーとなります。

インスタンス < インスタンス < インスタンスを起動

AMIは一番上を選択

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t2.microではマイクラサーバーが動かないらしいので、t2.smallを選択

人数が多ければt2.mediumの方がいいかも…

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 3-1024x513.png

インスタンスの詳細設定は何も変更せず、次に進みます

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 4-1-1024x515.png

ストレージも変更するところはありません

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 5-1024x512.png

タグは任意です。分かりやすくminecraftと入れておきました。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 6-1024x521.png

セキュリティーグループにはカスタムTCPを追加します。ポート範囲は25565です

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 8-1024x511.png

確認して作成をクリックします

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 9-1024x510.png

3.Elastic IPの関連付け

1でインスタンスの作成が完了しました。

マイクラサーバーとして公開するには固有のIPを割り当てる必要があります。

ネットワーク&セキュリティー > Elastic IP > Elastic IPアドレスの割り当て

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 17.png

先ほど作成したインスタンスと関連付けて、右下のボタンをクリックしたらOK!

4.マイクラサーバーのセットアップ

ローカル→インスタンスに接続

ここまででインスタンスの作成が完了しました。

次はインスタンス内にマイクラサーバーを作ります。

まずはインスタンスに接続します。ここではWindowsのTeraTermを使ったやり方を説明します。

ホストには先ほど設定したElastic IPを入力し、OKをクリックします

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 11.png

ユーザー名にはec2-user、認証方式はRSA/DAS/ECDSA/ED25519鍵を使うを選択し、最初に取得したpemファイルを選択します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 12.png

接続に成功すると下記のような画面が表示されます

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 13.png

これでインスタンスへの接続が完了しました!

基本セットアップ

MInecraftマルチサーバーを起動するにはjavaが必要です。

下記コマンドでjavaのセットアップをしましょう。

次にminecraftフォルダを作っておきます。

次の作業はこの中で行います。

マイクラサーバーの作成

マイクラサーバーを作るjarファイルはMinecraft公式で公開されています。コチラから必要なバージョンのファイルを探しましょう!

ただしこれをローカルにダウンロードしても意味がありません。ダウンロードリンクを取得し、wgetコマンドでインスタンスにダウンロードします。

下記例では1.12.2のサーバーをダウンロードしています。

サーバーの実行

ここまでできたら、後はサーバーを実行するだけです。下記コマンドをポチっとな。

はい、残念ながら失敗します。

しかし同フォルダにeula.txtが生成されています。これは規約同意書です。

規約を承認するためにfalseをtrueに変更します。

変更前:eula=false
変更後:eula=true

※vimの使い方は各自調べてみてください

できたらもう一度実行!

うまくできていれば、これでマイクラバニラサーバーが起動します。

ここまでできたら、一度サーバーはシャットダウンしときましょう。

インスタンスを終了させておきます。

3.配布マップ・MODの前提知識

さて、この後配布マップやMODを入れてくわけですが、その前にMinecraftワールドデータの攻勢について理解しておく必要があります。

ワールドデータは下記の構成でできています

ローカルとは若干構成が違うので注意!

※他にもいろんなファイルがありますが、面倒なので割愛しました。

ここで重要なのはmodsフォルダとworldフォルダです。

MODの場合はmodsフォルダを、配布マップの場合はworldデータに変更を加える必要があります。

3-a.配布マップを導入する場合

そのままマップのダウンロードリンクを取得できる場合はそれでいいんですが、配布マップってadflyだの何だので中間サイト挟む場合が多いですよね…

その場合、ダウンロードURLを簡単に取得できない場合も多いです。

なので今回はローカルに置いた配布マップを、S3に一度置いてEC2にダウンロードする方法をご紹介します!

S3からWEBサイトホスティングした配布マップをEC2にダウンロードします。

※ダウンロードリンクが取得できた場合、このステップは飛ばしてください

S3に配布マップのzipファイルを配置する

まずは適当なバケットを作成し、配布マップのzipファイルを配置します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 14-1024x328.png

EC2からWEBサイトホスティングでダウンロードできるようにする

パブリックアクセスのブロックを解除します。

下記表示になればOKです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 15-1024x592.png

zipファイル > オブジェクトURLでダウンロードリンクをコピーします

配布マップをサーバーに配置

再度サーバーに接続し、wgetで配布マップをEC2にダウンロードして解答します。

そしたらworldデータを置き換えて起動するだけ!ベリーイージー!

3-b.MODデータを導入する場合

Forgeを入れる手間がある分、こちらのほうが難易度は高いです。

minecraftフォルダ内で作業します。

Forge導入

まずはForgeを導入します。コチラで任意のバージョンを選べます。

Forge installerをダウンロード!

Forge起動用ファイルをダウンロード!

・forgeサーバをインストール!

・forgeサーバを起動!

これでForgeのインストールが完了しました。

modsフォルダが生成されているはずです。

MODをS3に配置

配布マップと同様なので割愛

MODをサーバーに配置

やり方は配布マップと同じです。

MODファイルが複数の場合はzipファイルにまとめたほうが楽ですが、ひとつならzipじゃなくても大丈夫です。

全てのjarファイルをmodsフォルダに入れます。

コラム:AWSでマイクラサーバーを作るメリット

AWSはインフラ初心者が使うには難易度の高いクラウドサーバーです。

正直全く知識がなければレンタルサーバーやVPSを使う方が楽でしょう。

長く使うのであれば、AWSは値段が高いです。

ではなぜあえてAWSを使うのか、そのメリットを記します。

短く使うならコスパ良し!

知っての通り、AWSは従量課金制です。

使わないときはすぐにサーバーを手放すことができます。

つまり短期間遊ぶだけなら最もコスパは良いのです。

私は実況動画撮影用に使っているので、使うのはほんの数時間、長くて数日です。

そんな私にとって、AWSは非常にコスパが良いサーバーです🤗

安定性・可用性バツグン!

AWSは企業でもよく使われてますが、その最たる理由はAWSの可用性にあります。

まあ一言でいえば、セキュリティに優れてるんですよね。

さすが、天下のAmazon様が展開するインフラサービスなだけあります。

カスタム性が高い

ここまで見た方ならわかると思いますが、AWSはAMIからIPアドレスまで非常に細かいところまで自由に設定できます。

レンタルサーバーやVPSではここまで自由度の高いサーバーはありません。

自分の望むサーバーをパッと作れるのは、AWSの強みです。